ホワイトニング効果のある歯磨き粉
現在、パールホワイトニング肥後橋院ではオリジナルの歯磨き粉を開発中で今秋発売予定としています。
そもそも歯磨き粉の効果とは?毎日使用するものですが改めて知る機会は少ないかと思います。そこで歯磨き粉について詳しく知識を得て頂けるよう記事をまとめました。
歯磨き粉の役割
一般的な歯みがき剤には、歯垢をとるための研磨剤や、乾燥を防ぐ保湿剤が入っており、歯みがき粉を使うことによって、口腔内の清掃の手助けをしてくれたり、歯周病予防や口臭予防に繋がります。ただし、ミント味など清涼感を感じるものも多いため、歯磨き粉の使用により歯を磨いた爽快感は増しますが、実際には歯ブラシが歯にしっかり当たっていないなど、磨き残しなどを生じる可能性もあるため注意が必要です。
歯磨き粉の形状
歯磨き粉は歯科の専門用語で歯磨剤(しまざい)とよびます。
歯磨剤には形状が様々あり、代表的な形状を挙げると①ペーストタイプ②ジェルタイプ③液体タイプ④泡タイプ⑤粉タイプなどがあります。
一般的に歯磨き粉と呼ばれているのはペーストタイプのものになります。
歯磨き粉の種類
歯磨き粉には配合されている成分により以下の3つに分類されます。
①化粧品歯磨剤
②医薬部外品歯磨剤(防止・衛生目的)
③医薬品歯磨剤(治療目的)
日常生活で特化した目的で使用するのであれば医薬部外品歯磨剤を使用していただくことをおすすめします。
歯磨き粉の成分
歯磨き粉を手に取っていただくと裏面に成分が記載されています。どういった役割をもつのかご紹介していきます。※配合成分の種類はとても多いので一例としてご紹介します。
主に基本成分と薬用成分に分かれます。
(基本成分)
研磨剤(シリカ)
保湿剤(ソルビトール)
発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)
結合剤(アルギン酸ナトリウム)
香味剤(メントール)
防腐剤(安息香酸ナトリウム)
(薬用成分)
歯質強化(フッ化ナトリウム)
歯垢分解(デキストラナーゼ)
殺菌(塩化セチルピリジニウム)
消炎(グリチルリチン酸)
歯石沈着予防(ピロリン酸ナトリウム)
口臭予防等(銅クロロフィリンナトリウム)
薬用成分のバランスによって
歯磨き粉の特徴が変わっていきます。
それぞれ目的にあった歯磨き粉を選んでいただくことで歯とお口の健康度が高まります。
【パールホワイトニングからホワイトニング用歯磨き粉が発売】
オリジナルの歯磨き粉を作ろうとなったきっかけのひとつに、患者様からホワイトニング中のおすすめな歯磨き粉はありますか?といったご質問を受けることが多くあったという背景があります。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで理想の歯の白さに近づけていく過程でホワイトニング専用の歯磨き粉があれば患者様に喜んでいただけるのではないか、とパールホワイトニングの歯科医師が一丸となって昨年から歯磨き粉の開発に携わりました。
中身の成分はもちろん、香りや使用感等実際に使っていただく上でどうしても譲れない部分等細かい部分にこだわりを納得するまで試作を重ね、試行錯誤の連続でした。
結果、当初は2023年5月からの発売予定でしたが最終的に10月頃の発売予定となっております。当初の予定よりも大幅に遅れてしまいましたが自信をもってオススメできる歯磨き粉が完成しました。
そして厚生労働省の認可した成分配合の医薬部外品歯磨剤として申請予定中です。
完成したオリジナルの歯磨き粉にはホワイトニング用に特化した成分が配合されています。
①ヒドロキシアパタイト
歯の最表面のエナメル質をコーティングすることによってホワイトニング中の飲食制限がなくなり濃い飲み物や食べ物を気にせずとっていただけます
②硝酸カリウム
ホワイトニング中の副作用として頻発する知覚過敏を予防・抑制します
ホワイトニング専用の歯磨き粉を使用していただくことで快適に歯の白さをキープすることが可能になり大変オススメです。もちろん虫歯や歯周病予防の成分も含まれておりとても万能な歯磨き粉となります。発売を楽しみにしていてください。
【歯磨き時のアドバイス】
日々の歯磨きでご自身が使用する歯磨き粉の効果を理解したうえで上手に活用してください。
注意していただきたい点があります。
清潔な口元を保つために歯磨き粉の効能・効果はもちろん大切ですが同時に磨き方、回数やタイミングがとても重要になります。そして歯ブラシだけでは落とせる汚れはたったの50%程度と言われています。残りの汚れをそのままにしておくとむし歯や歯周病、口臭の原因になります。防止するために補助的清掃用具であるフロスや歯間ブラシの併用をお勧めします。あまり使用されたことがない方はまず夜、寝る前の歯磨きの際にぜひ使ってみてください。パールホワイトニングでもご購入頂けますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
マスクを外す機会も増えホワイトニングの関心もますます高まり現在多くの患者様に来院していただいております。白く健康な歯を維持していただけるようにパールホワイトニング肥後橋院では歯科医師が一丸となり全力で患者様のサポートをさせていただきます。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。