コラム Column

クリーニング

歯のクリーニングの頻度

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虫歯や歯周病を予防するためには、歯科医院での定期的なクリーニングが欠かせません。
「クリーニングを受けた方がいい」とは分かっていても、どのくらいの頻度でクリーニングを行うと良いか?というのは中々分かりづらいものですよね。

実は、歯のクリーニングには、お口の中の状態や生活習慣によりそれぞれ適した時期があります。
今回はクリーニングの適切な頻度についてお話します。

歯のクリーニング風景

クリーニングとは?

歯科医院で受けるクリーニングとは、プラーク(歯垢)や歯の着色、歯石を除去する施術のことです。
プラークが歯についたまましばらく放置していると、固い歯石になり、歯石になると歯ブラシでは取ることができません。
また、タバコや食物由来のこびりついた着色もご自身のブラッシングで完全に取ることは難しいです。

このような場合は歯科医院にある専門的な器具を使い、除去していく必要があります。
クリーニングを行うことで、歯磨きでは落とすことができないような歯石や、しつこい着色の除去もすることができます。そして、歯の表面を滑沢にすることで着色がつきにくい状態に仕上げることも可能です。

クリーニングの頻度は?

ではそのクリーニングの頻度はどれくらいが適切でしょうか?
クリーニングの頻度は、口腔内の状態や歯の悩みによって異なります。一般的には「3ヶ月に1回」のペースで受けていただくケースが多いです。
しかし、次のような場合はより頻繁なクリーニングが必要になります。

・歯周病のリスクが高い(歯周病治療を受けたことがある)
・歯並びが悪い(磨きにくい箇所が多い)
・磨き残しが多い(ブラッシングが苦手)
・歯茎に炎症がある
・歯石が付着しやすい(すでに付着している)
・歯茎の下に歯石がついている
・喫煙習慣がある
・コーヒーやお茶、赤ワイン、カレーなど着色しやすいものをよく口にする

上記のような場合は一般的なペースよりも少し早めのペースをおすすめしています。クリーニングに通う頻度の目安は、人それぞれ。
目安として、ケースごとにおすすめの頻度をお伝えしていきます。

クリーニングに通う頻度の目安

セルフケアがしっかりできている方

頻度目安:3ヶ月に1度(3〜6ヶ月)

ブラッシングなどのセルフケアがしっかり確率している方は、3(〜6)ヶ月に1度のペースが良いでしょう。

・ご自身にあった歯ブラシを選択・使用し、(基本的には)毎食後ブラッシングする習慣があること
・フロスなどの補助グッズも併用していること
など高い意識を持ってセルフケアを行っている方が当てはまります。

また、歯並びがよい方は比較的、磨き残しのリスクが少なくなる傾向にあります。
ご自身でのブラッシング習慣が確立されており、また歯並びも良い方は3(〜6)ヶ月に一度のペースがおすすめです。

歯磨きが苦手、歯並びがよくない

頻度目安:1〜2ヶ月に1度

歯磨きが苦手で上手に磨けている自信がない方や、歯並びがよくない方は1〜2ヶ月に1度を目安にクリーニングを行うと良いでしょう。
歯並びがよくないと、磨き残しが多くなりプラークや歯石が付着するリスクが高まります。それにより歯周病の進行、歯肉炎症を引き起こす可能性も高くなります。

歯が前後していたり、歯同士の隙間や歯列からずれた部分には歯ブラシが届きにくくなるので、どれだけ丁寧に磨いたつもりでも磨き残しが多くなりがちです。

歯石がつきやすい

頻度目安:2〜3ヶ月に1度

歯石がつきやすい方は、2〜3ヶ月に1度のクリーニングが必要です。体質や生活習慣によって歯石がつきやすい方とつきにくい方に別れます。
唾液の分泌量が多い方や唾液がサラサラした方は歯石がつきやすい傾向にあります。
生活習慣の面においては、甘いものを定期的に食べる方や間食の多い方は同じく歯石がつきやすくなります。

歯石がつきやすい状態の方はどれだけ日頃ブラッシングを丁寧に行っても歯石がつくスピードが速くなりがちです。
そのため、高い頻度でのクリーニングをおすすめします。

虫歯ができやすい

頻度目安:1〜2ヶ月に1度

虫歯ができやすい方は、1〜2ヶ月に1度のクリーニングが必要です。
以下に当てはまる方は、虫歯ができやすい傾向にあります。
・頻繁に甘いものを食べる
・口呼吸をしている時間が長い
・処置歯が多い(詰め物や被せ物が多い)

歯の着色が気になる

頻度目安:2〜3ヶ月に1度

歯の着色が気になる人は、2〜3ヶ月に1度のクリーニングがおすすめです。歯の着色は主に赤ワインやソース、カレーなどの飲食物によって起こります。
ご自身でのメンテナンスでも除去、予防できますが、しつこい着色にはなかなか対応できません。また、歯面がザラついていると、着色はつきやすくなります。
定期的なクリーニングを受けて歯面を滑沢にすると着色予防の効果も期待できます。

喫煙の習慣がある

来院目安:1〜2ヶ月に1度

煙草を吸う人は、1〜2ヶ月に1度のクリーニングが必要です。煙草に含まれるタールが歯に着色するのと、非喫煙者に比べると歯周病のリスクも高くなる傾向があるので、頻繁にクリーニングする必要があります。

今回はクリーニングの来院頻度について詳しくまとめました。
当院でもクリーニングは人気メニューのひとつです。ひとつひとつの工程をゆっくりと丁寧な説明と共に行いますので、特に長く歯科医院に行けていない方や歯科医院に対する恐怖心のある方にも安心して受けて頂けます。

クリーニングは、虫歯や歯周病予防、口臭の改善、本来の歯の色を取り戻すことに効果的です。ご自身に合ったクリーニングの頻度はかかりつけの歯医者さんにお尋ねしても良いでしょう。
当医院でも口腔内の状態に合わせて、適切な頻度をお伝えしますので、是非ご相談くださいね。

ご来院、心よりお待ちしております。

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コラム執筆者

パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓

済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

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