フロスの重要性〜フロスの習慣はありますか?
みなさん歯磨きは一日何回されていますか?
私は起床時、朝食後、昼食後、夕食後、と一日4回歯磨きをしています。
私はよく間食をしてしまうので、本当は間食後にもした方がよいのですが…それはついつい後回しになってしまいます。
多くの方は起床時、昼食後はしなくても、朝食後、夕食後は歯磨きのタイミングを取られるのではないでしょうか。
自分の口腔内を健康的に保つために歯ブラシによる歯磨きはとても大切です。
そして清潔な時間が長ければ長いほど、重度な虫歯や歯周病になるリスクも減らせます。
ただ、歯磨きだけでは取りきれない汚れもあります。
そこで登場するのが「フロス」です。
今回はフロスにフォーカスを当てて、お話ししていきますね。
フロスしてますか?
毎日しっかり歯磨きしてるのに、
虫歯になった…。
なんだか歯茎が重だるい。
歯茎から出血する…。
口臭がするような気がする。
このような経験がある方もおられるのではないでしょうか。
先ほどもお話ししたように、歯磨きだけでは取りきれない汚れもあります。
そして人の歯には虫歯が発生・進行しやすい部分があります。
それはおおまかにいうと
①歯の溝の部分
②歯と歯の間
③歯と歯茎の間
この3点です。
①の部分は歯ブラシで大体はアプローチできますが、②③は歯ブラシだけでは少し物足りません。
大人の場合、食べ物が詰まりやすいのは歯と歯の間です。
ネギや肉の繊維のような食べ物が詰まりやすく、そしてなかなかスッと取れてはくれません。
歯ブラシである程度はかき出すことができても、細かいところには汚れが残ります。
なので、フロスを②に通して、詰まった食べ物の残りと汚れをかき出す必要があります。
また、フロスは③にもアプローチすることができます。
歯に沿うように歯茎の溝に滑り込ませ、少しだけグッと歯茎に押しこみ、引き上げます、
フロスに汚れを絡め、かき出すことで、歯茎の際の細かな所の汚れも取ることができます。
そもそも虫歯ってどうしてできる?
虫歯の発生は
①菌
②糖
③歯質、唾液の量
の3つが大きな原因といわれています。
更にここに「時間」が加わることで虫歯発生・進行に繋がると言われています。
私たちは日頃歯磨きをすることで、「虫歯菌」の栄養素になる「糖」を排除します。そうすることで虫歯菌が増殖しにくい状態を作ります。
その「時間」をなるべく長くキープすることで「歯や唾液の質」の向上が望めます。
いかに、口の中から糖を排除をし、虫歯菌を発生しにくい状態にするか、が大切です。
歯ブラシに加えて、フロスも是非とも活用していただきたいです。
・歯科医院に勤めていて思うこと
歯磨きは一日何度もしてる方がやはり多いです。
それはとても良い心がけですので続けていただきたいです。
あわよくば、歯磨きに加え、フロスもしっかり通してます、という方がもう少し増えていってほしいな…と思っています。
歯と歯の間から虫歯になると、実質2本虫歯ができてしまうことになります。
久々に歯科検診を受けたら、奥歯が全部虫歯になってると言われてしまった…と衝撃を受けた方もおられます。
虫歯が発生してる部分は一箇所なのに、できた所が悪くて2本も治療しなくてはならないなんて、辛いですよね。
フロスは一度習慣になると、なくてはならない必須アイテムになります。
私はお化粧ポーチに忍ばせています。
ぜひ、フロスの活用をご検討くださいね。
パールホワイトニング大阪肥後橋院・梅田院の2院は、スタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。受付〜カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、どんなものか分からなくて不安」という方や今のご自身の黄ばみの程度や似合う歯の白さを知りたい!と思われる方はぜひ、カウンセリングをご活用ください。当院ではカウンセリングも歯科医師が行いますので、安心してご来院くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。