ホワイトニングの色戻り〜メンテナンスは必要?
過去にホワイトニングの経験はあるけれど、色戻りを感じるので改めてホワイトニングをしてみたいという方は比較的多いもの。
ホワイトニングにはやはりメンテナンスが必要です。歯が白くなった後、何もせずに放置していると徐々に黄ばみは戻っていきます。
せっかく白くなった歯、できれば長くご自身に合う白さをキープしたいですよね。
そこで今回はホワイトニング後になぜ色戻りをするのか?そして、メンテナンスはどのくらいの頻度で必要なのか?という事をお伝えさせて頂きます。
ホワイトニングの色戻りについて
一度白くなった歯、せっかく白くしたのになぜ色戻りをしてしまうのでしょうか?
理由は2つ。生活習慣と歯の生体反応です。1つずつお伝えしていきますね。
①生活習慣
口腔内が乾燥しやすい状態。すなわち、カフェインやアルコールの摂取量が多い方など口腔内が乾燥しやすい生活習慣をお持ちの方は注意が必要です。
歯の表層が乾燥している時間が長いと着色汚れが付着しやすい状態になります。
これはホワイトニング自体の色戻りいうというよりは、着色汚れが付着することにより歯の表面が黄ばんで見えてしまうことにあります。上記の習慣がある方は口腔内の乾燥を防ぐため、小まめな水分摂取をするなど対策が必要です。
②歯の生体反応
歯の生体反応を説明する上で、まずは歯の構造について解説します。
歯は内側から歯の神経、象牙質、エナメル質という3層の構造から構成されています。
歯が黄色く見える原因は2層目の象牙質にあります。この象牙質ですが、人間の生体反応のひとつで、毎日少しずつ増生されています。
つまり、黄ばみは放置しておくと毎日少しずつ増えていくのでせっかく白くした歯もメンテナンスを怠ると、黄ばみが戻ってしまいます。
ホワイトニングのメンテナンス方法は?
では歯の白さをキープするためのメンテナンス方法にはどのような事が必要なのでしょうか?
次の3つのことが大切です。
①3ヶ月に一度のクリーニングとオフィスホワイトニング
クリーニングとオフィスホワイトニングを定期的に受けてあげることで歯の表層の汚れを落とし、汚れが付着しにくい状態を創ることが可能です。
②月に2日程度のホームホワイトニング
月に数回のホームホワイトニングの使用により、象牙質に増生する黄ばみを除去し、色味をキープしやすくなります。
③ハイドロキシアパタイト入りの歯磨き粉を使用する
ハイドロキシアパタイトには歯の表面をコーテイングする作用があり、汚れや着色の付着を防ぎます。
普段のセルフケアの一環としてハイドロキシアパタイトを含む歯磨き粉を使用されることもおすすめです。
色戻りが早い?と感じる方は
過去に数回ホワイトニングを受けた経験があるけれど、気づいたら黄色い状態に戻っていたという方も実際にはおられます。このような状態の原因として挙げられるのが、オフィスホワイトニングのみで歯を白くした場合です。
オフィスホワイトニングはその即効性の高さがメリットのひとつですが、デメリットとして色戻りが早いことが挙げられます。このオフィスホワイトニングの色戻りの早さを補うためにはホームホワイトニングの使用が推奨されます。
ホームホワイトニングを使用することで白さのキープが格段に上がります。
ホワイトニングでせっかく白くなった歯。できるだけ長持ちさせてきれいな状態をキープしたいですよね。
ホワイトニングにも様々な種類がありますが、過去にホワイトニング経験のある方でも今まで説明をしっかり受けずになんとなくの理解でホワイトニングをしていたという方もおられます。
効果的なホワイトニング方法を選んで頂くことで、長期的に見るとコスパが良くなります。
パールホワイトニング大阪肥後橋院・梅田院の2院は、スタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、どんなものか分からなくて不安」という方や今のご自身の黄ばみの程度や似合う歯の白さを知りたい!と思われる方はぜひ、カウンセリングをご活用ください。当院ではカウンセリングも歯科医師が行いますので、安心してご来院くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。