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ホワイトニング

セルフホワイトニングって白くなるの?

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コロナ禍以前に戻りつつあるこの頃、マスクを外すようになって気になるのはやはり口元ではないでしょうか?
「ホワイトニング」と検索してみると色々なものが検索で上がってきてよく分からない、と思われている方も多いかと思います。

そして、ホワイトニングに興味を持つと最も気になることのひとつに上がるのがセルフホワイトニングと医療ホワイトニングの違いです。美容室や美容サロンのオプションメニューなどでも用意されているこのセルフホワイトニング、果たしてそのセルフホワイトニングには効果はあるのでしょうか?いくつかの項目に分けて解説していきます。

歯の画像

セルフホワイトニングで白くなる人とならない人がいる

セルフホワイトニングは効果を感じる方と効果を感じにくい方がおられます。まず先に、効果を感じる人(歯が白くなったと感じる人)はどんな人でしょうか?セルフホワイトニングで効果を感じる方はズバリ歯の表面が汚れている方です。歯の表面が汚れていると汚れが付着しやすく、その汚れが本来の歯の黄ばみよりもさらに黄ばみが増して見える原因になります。普段の歯ブラシではルーティンになり、さっとしか磨けていない方(磨いているつもりでも歯ブラシがあたりきっていない方)もいざセルフホワイトニングにいくと、歯に注力してしっかりと歯の表面に薬剤を塗布することを意識されます。そうすると、普段取り除けていない汚れが落ち、汚れが落ちたことにより歯が白くなったと感じます。ですので、普段から少し歯磨きが苦手な方や以前に歯科医院などで歯に汚れが付着しやすいと指摘を受けたことのある方にはおすすめです。
反対にセルフホワイトニングで効果を感じない人(歯が白くなったと感じにくい人)はどんな人でしょうか?それは効果を感じやすい人とは逆に口腔内の状態が良好に保たれている方です。定期的に歯のクリーニングを受けられていたり、歯磨きが上手な方(磨き残し少なく歯を磨ける方)はセルフホワイトニングで落とせる汚れの付着が少ないので効果を感じにくいです。

セルフホワイトニングのメカニズムは?

セルフホワイトニングの薬剤の主成分は重曹やポリリン酸、炭酸カルシウム、メタリン酸などです。これらの成分は市販の歯磨き粉などにも含まれている成分で歯の表面に付着する汚れを落とす効果があります。セルフホワイトニングではこれらの薬剤を用いることにより、歯の表面に付着する汚れを落とすことによって黄ばみの強い歯を本来の黄ばみ程度まで到達させる事が可能になります。この本来の黄ばみの程度というは大多数の方にとってまだ歯が黄色いと感じるレベルの黄ばみになります。ですので、「人から気づかれるような白さ」や「自然な白さ」を目指されている方にはセルフホワイトニングだけでは不十分に感じられる場合というのが多くあります。

医療ホワイトニングとの違いは?

セルフホワイトニングは、やはり汚れを落とす効果がメインなので歯の内部に存在する黄ばみにアプローチをすることができません。なぜなら、「人から気づかれるような白さ」や「自然な白さ」を得るためには歯の内部にある黄ばみの本質自体を取り除く必要があるからです。この黄ばみの本質を取り除くためには歯科医院で使用することのできる過酸化水素や過酸化尿素が必要になります。これらの薬剤は劇物としての指定を受けており口腔内で取扱ができるのは歯科医師もしくは歯科医師の指示を受けた歯科衛生士に限られています。
セルフホワイトニングサロンではこれらの薬剤を使用することができないため、人から気づかれるような歯の白さを目指すことはできません。
歯の黄ばみが気になる方に「どれくらいの白さを目指されたいですか?」「理想の白さはどれくらいですか?」と質問をすると、経験上98%以上の方が人に気づかれるくらいの白さを目指したいと仰られます。言葉のニュアンスを変えると、「ちゃんとお手入れしているということがわかる白さ」、「真っ白は求めていないけれど自然な白さ」という回答をされる方も多いです。やはりこの白さを目指すためには過酸化水素や過酸化尿素を用いたホワイトニングが必要になります。また、余談ですが、真っ白な白さ=芸能人のような歯の白さをイメージされている方も多いかと思います。特に皆さんの想像の中に多いのは野球選手のような歯の白さを想像される方が多いですが、あのレベルの白さになるためには歯を削って被せるセラミック治療が必要になります。そこまでの白さは求めていないという方が大半ですので、やはり歯を白くしたいと思う方のイメージに合わせた白さを得るには医療ホワイトニングが最適かと思います。
医療ホワイトニングの種類に関しては下記記事にまとめています

https://pearl-whitening.info/column/column/1635/

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コラム執筆者

パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓

済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

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