電動歯ブラシと手磨きどちらがいいの?
皆様、こんにちは。パールホワイトニング歯科医師の田中です。
本日もブログをご覧頂き、ありがとうございます。
さて、今日のテーマは、【電動歯ブラシと手磨きどちらがいいのか?】
こちらの質問は患者様からもよく頂くので、ぜひご参考にして頂けますと幸いです。
まず初めにそもそも歯磨きの目的は何でしょうか?
答えは歯の周囲につく汚れ(プラーク)を除去することです。
なのでプラークの除去がしっかりとできるのなら、電動歯ブラシでも手磨きでもどちらを使用して頂いても大きな差はありません。特に手磨きが上手で磨き残しの少ない方は継続して手磨きを続けられて良いかと思います。
手磨きによるプラーク除去が苦手な方には電動歯ブラシをオススメします。
このプラークの除去をしっかりと行うために必要な事は3点あります。
① ブラシを小刻みに動かすのが難しい
② ブラシの当てる角度が難しい
③ ブラッシング圧(磨く強さ)の調節が難しい
1つずつみていきましょう。
① に関して
手磨きだと自分で小刻みに歯ブラシを動かす必要がありますが、電動歯ブラシは自動で動いてくれるので正確に小刻みに動かす事が可能です。
② に関して
歯ブラシの角度はプラークが残りやすい場所等によって当て方が変わりますが、有名なものでは歯に対して歯ブラシを90°に当てるスクラビング法
歯に対して(歯茎方向に向けて)斜め45°に当てるバス法などがあります。この角度に関しては手磨き・電動歯ブラシともに自分で意識する必要があります。
③に関して
ブラッシング圧に関しては様々な対策商品が出ていますね。どちらかと言うと、しっかりと磨いて汚れを落としたいと思う気持ちからブラッシング圧が強い方をおみかけします。手磨き用歯ブラシでも圧がかかりすぎないように持ち手の構造を工夫している商品(例 ピュオーラ歯ブラシ薄型コンパクト)や圧がかかりすぎるとカチっと音がなり知らせてくれる商品(例 クリニカアドバンテージ NEXT STAGE 歯ブラシ)などもあります。電動歯ブラシに関してもブラッシング圧がかかりすぎると光や音で知らせてくれる商品もあります。
プラーク除去に関して、手磨きも電動歯ブラシもそれぞれの特徴があります。
今のご自分のお口の中の状態に合わせて選ばれるのが良いです。
まずは自分自身のお口の状態お知る事が大切ですね。
長くなりましたが、本日も最後までお読み頂いてありがとうございました。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。