オフィスホワイトニングで歯を白くする
歯を白くするホワイトニング方法には3種類あります。
- 歯科医院で行うオフィスホワイトニング
- 自宅で行うホームホワイトニング
- オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して使用するデュアルホワイトニング
この3種類の中で今回は、オフィスホワイトニングについて値段や頻度、クリニック選びのコツなど詳しくお伝えします。この記事を読んだ後には、オフィスホワイトニングへの知識が深まること間違いなしです。
目次
オフィスホワイトニングとは
オフィスホワイトニングとは歯科医院で高濃度の過酸化水素を使用し、歯を白くする方法です。
歯科医院で有資格者(歯科医師・歯科衛生士)による施術を受けられるため、ホワイトニング効果に即効性があるというのが特徴です。
またパールホワイトニングではスタッフ全員が女性歯科医師なので、施術も全て歯科医師が行います。
オフィスホワイトニングの値段
オフィスホワイトニングは1回の相場料金が約10,000〜70,000円と幅があります。
ホワイトニングは自由診療なので価格設定は各クリニックにより自由ですが、料金の違いが出る要因としては使用している薬剤の違いや1回の施術での効果の違いなどが挙げられます。
施術料金が高くても1度でかなりの白さを得たい方には1回料金が比較的高価なホワイトニングがおすすめです。
しかし1度でかなりの白さを得ることができる分、痛みが出やすいというのも特徴の1つです。
使用しているホワイトニングシステムにより痛みの加減は様々ですが、トータルの金額、痛みの有無、来院回数など自分自身の優先度の高い項目に合うクリニックを選ぶのもポイントです。
オフィスホワイトニングの頻度
オフィスホワイトニングでは理想の白い歯を目指すには個人差はありますが、1〜6回程度の施術回数が必要となります。
この理想の白さに近づける期間では2〜3週間に一度のオフィスホワイトニングがおすすめです。
また、オフィスホワイトニングの効果の持続期間は平均的に3ヶ月〜6ヶ月です。
理想の白さをキープするためには、1〜3ヶ月に一度のオフィスホワイトニングがおすすめです。
オフィスホワイトニングのメリット
有資格者の施術が受けられる
オフィスホワイトニングは有資格者による施術のため、安心かつ安全に受けることができます。
また、ホームホワイトニングとは違い自分でマウスピースを装着する手間がなく、すべての工程をプロに任せられるというのもメリットのひとつです。
効果に即効性がある
オフィスホワイトニングは高濃度の薬剤を使用するため、効果に即効性があり1度の施術で白さを実感しやすいです。
直近でイベント事を控えている方にはオフィスホワイトニングによる即効性がオススメです。
オフィスホワイトニングのデメリット
色戻りしやすい
オフィスホワイトニングのデメリットはホームホワイトニングに比べると色戻りが早いというのが特徴です。
色戻りを防ぐためには定期的なオフィスホワイトニングが必要となります。
この色戻りのしやすさは生活習慣や歯の質などにより個人差があります。
奥歯は白くできない
オフィスホワイトニングは基本的に奥歯は対応していません。
オフィスホワイトニング施術の際には口を広げる大きな器具を使用するため奥歯まで薬剤を塗布しにくいのが理由です。
そのため奥歯まで白くしたい方にはホームホワイトニングが必要となります。
オフィスホワイトニングを受けることができない人
妊娠・授乳中の人
妊娠・授乳中の方にはオフィスホワイトニングだけでなく、ホームホワイトニングも控えていただいています。
理由は、妊娠中の胎児への影響や授乳中の子供への影響の研究が十分ではなく安全性が保障されていないからです。
無カタラーゼ症の人
無カタラーゼ症とは過酸化水素を分解するカタラーゼという酵素が不足している病気です。
無カタラーゼ症の方はホワイトニングに使用する過酸化水素を分解できないため、過酸化水素が体内に残ってしまい口の中が大きくただれる可能性があります。
年齢制限
年齢に関してはクリニックにより多少違いがありますが、パールホワイトニングでは18歳以下の方がオフィスホワイトニングを受ける場合には保護者の方の同意が必要になります。
オフィスホワイトニングで効果が出ない歯
被せ物をしている歯
被せ物をしている歯はホワイトニング効果を得る事ができません。
理由はホワイトニングで使用する過酸化水素が効果を発揮するのは人工物以外の自分の歯に限るからです。
詰め物をしている歯も同様で詰め物をしている部分は白くならず、ご自身の歯の部分のみ白くなります。
歯の神経が死んでいる歯
歯の神経が死んでいる歯もオフィスホワイトニングやホームホワイトニングでは白くすることが難しい歯です。
歯の神経が死んでいる歯とは、歯の神経を治療したことがある歯や特に上の歯の前歯に多い症状ですが、ぶつけたりこけたりして歯をぶつけたことのある歯(その歯だけグレーがかったような色味をしていることが多い)のことです。
上記の状態の歯がある場合、先にホワイトニングを行い、自分の歯を理想の白さに近づけてから被せ物や詰め物をやりかえるのがスタンダードな治療順序です。
被せ物や詰め物をしている歯が虫歯などで痛みが強い場合にはホワイトニングより先に治療を優先する場合もあります。
その時の症状での歯科医師の判断が必要になります。
オフィスホワイトニングは痛い?
ホワイトニングというと「痛い」「歯に悪い」というイメージを持つ方もおられます。
痛みに関しては、主に薬剤やホワイトニングライトによる熱の刺激が歯の神経に伝わることにより生じます。これらの刺激が強いものは痛みが出やすいです。
また歯の表面に亀裂が入っている方や普段から知覚過敏の症状が出やすい方は痛みが出る可能性がありますが、健康な状態の歯の方では痛みが出る可能性は少ないです。
パールホワイトニングでは比較的マイルドな薬剤を使用していることと熱がでない低刺激のライトを使用しているため、ほとんどの方が痛みを感じずにオフィスホワイトニングを受けていただいています。
痛みの出かたも人それぞれでオフィスホワイトニング施術中に痛みが出る方もいれば施術後半日ほど経過後からお痛みが出る方など様々です。痛みが出た場合、数時間〜長くても2、3日でおさまります。
施術を受けるクリニックによって効果が違う?
前述のオフィスホワイトニングの値段でも述べましたが施術を受けるクリニックのホワイトニング剤や照射機の種類によって効果が変わります。
白くなる速さなのか金額なのか痛みの有無なのか、ご自身が優先したい項目の合うクリニックを選ばれることがオススメです。
パールホワイトニングで使用しているホワイトニングシステムは、痛みが少ない薬剤を使用しています。その分1度のオフィスホワイトニングでのトーンアップは平均的に2〜3トーンと比較的緩徐です。
ですので痛みが苦手な方にはオススメです。
また、歯科医師がカウンセリング〜施術まで全ての工程を行うので、ご自身に合うホワイトニングプランやその他お口に関することを丁寧に聞きたい方にオススメです。
オフィスホワイトニングは虫歯があってもできる?
お口の中を診察させて頂いてからの判断になりますが、痛みがなく緊急性の低いものであればオフィスホワイトニングをすることが可能です。
オフィスホワイトニング1回にかかる施術時間
オフィスホワイトニング1回の施術時間は約60〜120分程度です。
特に初回はカウンセリングのお時間などを設けているクリニックが大半なので初回と2回目以降の施術時間が変わる可能性があります。
オフィスホワイトニング飲食制限の有無
一般的にオフィスホワイトニング後は24〜42時間濃い色の飲み物や食べ物を控えるという事が多いです。
なぜかというとオフィスホワイトニング直後は歯の表面が粗造になり、着色物などが付着しやすくなるからです。
パールホワイトニングではオフィスホワイトニング後にコーティング剤を使用し歯の表面をツルっと仕上げるため着色物が付着しにくい状態にします。
ですので、飲食制限なしでオフィスホワイトニング直後より濃い色の飲食物も摂取して頂けます。
オフィスホワイトニング流れ
カウンセリング
シェードチェック
歯の表面のクリーニング
LEDライト照射
コーティング
施術後のシェード確認
それぞれについて詳しくご紹介いたします。
カウンセリング
問診票をもとにお話をお伺いします。どれくらい白くしたいのか、どんなライフスタイルなのか、イベント事などを控えているかなど確認していきます。
シェードチェック
シェードガイドという色見本を用いて現在の歯のお色味を確認します。
歯の表面のクリーニング
機械を用いて歯の表面につく汚れを取り除きます。
ホワイトニング剤塗布
上の歯8本、下の歯8本計16本の歯の表面にホワイトニング専用の薬剤(過酸化水素を含むもの)を塗布していきます。
LEDライト照射
約8分間LEDライトを照射します。
その後薬剤を一度拭き取り、新しい薬剤を塗布して再び8分間照射します。
コーティング
薬剤を拭き取り、うがいをした後アパタイト入り薬剤でコーティングしていきます。
施術後のシェード確認
再びシェードガイドを用いて、施術後のトーンアップを確認します。
パールホワイトニングのオフィスホワイトニング
他クリニックと比較したパールホワイトニングのオフィスホワイトニングの特徴は
全ての工程を女性歯科医師が行うこと
痛みがでにくい薬剤を使用していること
飲食制限がないこと
完全個室でプライベート空間で施術を受けて頂けることが
1度のオフィスホワイトニングで2〜3トーンのトーンアップ
が挙げられます。
まとめ
歯のホワイトニングに関して、今回はオフィスホワイトニングについて詳しくまとめました。
オフィスホワイトニングにご興味のある方にはこの記事を参考にし、自分に合うホワイトニング方法であるかをご検討してみてください。
パールホワイトニングのオフィスホワイトニングはこちら
https://pearl-whitening.info/menu/
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。