ホワイトニングで歯が真っ白になる?
「芸能人みたいな真っ白な歯は望んでません」この言葉は普段ホワイトニングのカウンセリングをさせて頂く中でよく聞くお言葉です。
「安心してください。芸能人のような歯の白さにはご自身の歯ではなりません。」
経験上ですが、多くの方が思っている芸能人のような歯の白さというのは、セラミック治療などで得られる歯を削って人工物を被せることによって得られる白さのことです。ですので、ホワイトニングで芸能人みたいな真っ白な歯になることはないので安心してください。ではホワイトニングで得られる歯の白さというのは、どれくらいの白さなのでしょうか?詳しく解説していきます。
ホワイトニングで目指せる歯の白さ
ホワイトニングで目指せる歯の白さというのは、清潔感のある自然な白さです。医療ホワイトニングでよく使用される言葉に本来の歯より白くできる、という文言がありますが、この言葉のイメージから本来の歯より白くなるということは真っ白になってしまうのではないか?と思われる方もおられます。言葉の受け取り方といのは人それぞれなので、歯の色見本を使って説明をすると、下記のようなイメージです。この色見本はシェードガイドといい、向かって右側から、色味が黄色い方から白い方に明度順で並んでいます。
本来の歯の白さという表現は=日本人の平均の黄ばみの程度の白さを指します。このくらいの色味だとまだ黄色いと感じられる方の方が多いかと思います。医療ホワイトニングで目指せる白さというのは人から気づかれるような自然な白さです。見て頂くと真っ白ではなく自然な白さという表現の方が合うのではないでしょうか?
人から歯がきれいだね、と褒められるのは嬉しいですよね。
芸能人くらい白くしたい時は?
芸能人のような真っ白な白さを目指されたい時はホワイトニングでは難しい場合がほとんどです。陶器のような真っ白な歯を目指したい!と最初から思っている方はセラミック治療がおすすめです。ですが、セラミック治療によって歯を一度削ってしまうとご自身の歯は元には戻りません。
なので、選択としてはホワイトニングでどれくらい白くなるのかを色見本で合わせてみてから考えられるのも良いかと思います。色見本で合わせてみると、案外、ご自身の望む歯の白さはホワイトニングで得られることもあります。
また、ホワイトニングは可逆的治療ですので、白くなりすぎたなと感じた場合にはメンテナンスをせずに放置しておくと徐々に黄色い状態に戻っていきます。反対にセラミック治療は不可逆的治療のため、一度被せ物を装着してから色味を変えたい場合には被せ物を外して、作り直す必要が出てきます。作り直しは歯にとっても負担があることや金銭的にも負担が増えてしまうことになりかねません。それぞれのメリットやデメリット、ご自身のなりたい白さを考慮し治療法を選択していくことが大切です。
パールホワイトニングではご自身のなりたい白さまでに必要な工程や似合う白さがどれくらいか等をカウンセリングにて丁寧にお伝えさせて頂いております。当院ではカウンセリングのみのご来院も可能ですので気になる方はぜひご活用くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。