コラム Column

ホワイトニング

ホワイトニングと痛みの関係性

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歯の黄ばみが気になる。ホワイトニングをしてみたいけれど

「痛いんじゃないかな」

「歯に悪いんじゃないかな」

と悩み、なかなか一歩を踏み出せない方もおられると思います。

今回はそんなホワイトニングによる痛みが気になる方に向けて解説をしていきます。

ホワイトニングで歯が痛くなる仕組み薬剤による刺激が歯の内側の神経に伝わり知覚過敏様の痛みが誘発
される
痛みが出るタイミングホワイトニング中〜直後もしくは半日後に痛みが出るケースがある
痛みが続く期間通常数時間で消失。長くても1〜2日で消失する

ホワイトニングによる痛みは人それぞれ異なります。普段から痛みを感じにくい方と感じやすい方では同じ刺激でも痛みの感覚が異なるからです。

またホワイトニングは痛いというイメージをお持ちの方も多いですが、日本でホワイトニングが実用化され始めたのが1990年代のこと。当時は薬剤の種類や数も少なく、この頃行われていたホワイトニングの影響ででホワイトニング=痛いというイメージをお持ちの方も多いですが、20年以上の時が経過し薬剤や器材も日本人向けのものなど新しい物が開発され、痛みがでにくいホワイトニングシステムがあるのが実際です。

では、そのホワイトニングのお痛みについて以下の項目に分けて、解説を続けていきます。

ホワイトニングは本当に痛いのか?

ホワイトニングで痛みが出る方といのは少なからずおられるのが実際です。ただ、前述した様に痛みの感じ方は人それぞれ違っており正確にデータを上げるのは難しいところがあります。

ホワイトニングの痛みを左右する大きな要因の一つは薬剤の種類が挙げられます。痛みに敏感な方は痛みが出にくい薬剤や器材を使用しているクリニックを選ばれることがおすすめです。

ホワイトニングで歯が痛くなる仕組み

ホワイトニングで痛みが出る人の多くは、ホワイトニングによる刺激で知覚過敏が誘発されることにより痛みがでます。
歯は内側から神経→象牙質→エナメル質という3層の構造からなります。ホワイトニングの薬剤が外側のエナメル質から象牙質に浸透し、さらに象牙質と神経の境目まで刺激が伝わると、痛みを感じることがあります。

歯の断面図

ホワイトニングで痛みが出る4つの原因

①普段から自覚症状のある虫歯がある
普段からお痛みを感じる様な虫歯がある場合には虫歯が進行状態にある場合があり、ホワイトニングによる刺激を受けやすい状態といえます。このようなお痛みがある場合には、ホワイトニングの前に虫歯治療を優先することがおすすめです。

②歯に亀裂やひびがある
歯に亀裂やひびがあると、その部分からの薬剤の刺激が神経に伝わりやすく、ホワイトニングで痛みが出る可能性があります。この場合にはお痛みが出にくい薬剤の使用などで極力痛みが出にくい状況をつくることが大切です。

③歯周病が進行している場合
歯周病が進行している場合には、歯を支えている歯槽骨という骨が溶けていき、それに付随して歯茎の退縮も起きてきます。この歯茎の退縮が進むと、刺激を伝達しやすい歯の根の部分が露出されることにより、この部分に薬剤が付着すると痛みを引き起こす可能性があります。

④薬剤やライトの刺激が強い場合
薬剤やライトの刺激が強い場合にはその刺激が歯の神経に伝わりやすく、痛みが出る可能性が高まります。

ホワイトニングで痛みが出た時の対処法

①痛みどめを飲む
ホワイトニングでお痛みが出た場合の対処法のひとつとして鎮痛剤の服用があげられます。鎮痛剤の服用により大半の方はお痛みが治ります。

②暫く刺激の強い食べ物さ避ける
熱い食べ物や酸っぱい食べ物など刺激を誘発しやすい食べ物を控えることも痛みの増幅を抑えるために効果的です。ホワイトニングによるお痛みは数時間、長くても数日で治るものなので、その後は普通の

痛くないホワイトニングってあるの?

痛みが出にくいホワイトニングの薬剤や器材があるというのが実際です。1回のオフィスホワイトニングでかなりのトーンアップをするようなホワイトニングではお痛みが出る可能性が高くなる傾向にあります。ですので、お痛みが気になる方は1度の刺激が緩やかなホワイトニングを選ばれることがおすすめです。
パールホワイトニングでは後者の薬剤や照射器を使用しておりますので、ご来院頂く患者さまにもお痛みが出られる方はごく稀です。以前のホワイトニングで痛みが出たことのある方はご不安な気持ちをお持ちの方も多いですが、どうしてもホワイトニングしたいという気持ちでパールホワイトニングを選んでご来院くださる方もおられます。

まとめ

ホワイトニングによるお痛みが出る方がおられるのも事実ではあります。お痛みが気になる方は、ぜひこちらの記事を参考にして頂けますと幸いです。

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コラムを執筆した先生
コラム執筆者

パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓

済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

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