子供の歯と大人の歯の色の違い

こんにちは!
いつも当院のコラムをご覧いただきありがとうございます。
9月の後半になってやっと暑さが落ち着いてきましたね…。出かけやすい気候も相まってホワイトニングを受けに来られる方が多くなった気がします。
毎日たくさんのお客様にきていただいておりますが、お子さんがおられるママさんパパさんのお客様も多いです。
そして当院でもママさんスタッフがいます。筆者にはもうすぐ2歳になる娘がおります。気になることがありましたら、なんでも遠慮なくお問い合わせください。
今回はママさんパパさんからよくご相談いただく内容の一つをご紹介しようと思います。
カウンセリングで、ホワイトニングを受けたいと思った理由をお聞きすると、1番聞くのは「子供と一緒に写真を撮ると、自分の歯の黄色さが目立つ」です。子供の歯って白いですよね。それを見たママさんが「自分歯って黄ばんでいるんだ」と焦ってこられるパターンです。その次に多いのはお子さんに「ママって歯が黄色いね」と悪気なく言われてしまったパターンです。どちらもショックですよね。
ですが、安心してください!ママさんパパさんが特別に黄ばんでいるわけではありません!
実は子供の歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)は、その構造の違いによって、本来の歯の色がそもそも異なるのです。
歯はなぜ黄色いのか
アジア人の永久歯はもともと少し黄色みを帯びた色をしています。これは着色などによるものではなく、歯の内側に存在する「象牙質」という組織によるものです。
歯は大きく分けて3層構造になっております。
1番内部に歯の血管と神経。
その外側に象牙質。
1番表面にエナメル質があります。
2層目の象牙質は黄ばんだ色をしており、表面のエナメル質が半透明で乳白色なので、象牙質の色が透けて見えていることにより、歯の色が黄ばんで見えます。
子供の歯が白い理由
一方で、乳歯が白く見えるのは象牙質がそもそも薄いのと、それに対するエナメル質がぶ厚いからです。
そして、生えたての永久歯もまだ未熟なので、象牙質は厚さが薄く、歯が白く見えます。これが大人と子供の歯の色の違いの理由です。
加齢とともに歯が黄ばむ理由
永久歯は生えてから食べ物を噛みくだくなど過酷な仕事を担っていきます。そうすると、内側に圧がかかり、1番内部にある神経や血管が傷つく恐れがあります。それを守ろうとして象牙質の厚みを増していきます。そうすることにより内部への負担を減らすのです。
年齢とともに少しずつ象牙質は厚くなります。象牙質が厚くなるということは黄ばんだ組織の厚みが増えることになるので、外からみるとどんどん歯が黄ばんでいくように感じます。
そこに子供の真っ白な歯が並ぶと、焦って気になるのは当然です。お子さんと自然な笑顔で写真に写りたい…そんなはママさん、パパさん、ぜひ一度パールホワイトニングのカウンセリングを受けてみてください。お子さんとの最高の瞬間を写真に残していきましょう!
コラム執筆者

パールホワイトニング
院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年からホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニングを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

