歯科ならではのリップアートメイク

ホワイトニングと組み合わせた口元のトータルビューティー
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リップアートメイクとは?
リップアートメイクとは、唇の皮膚のごく浅い層に色素を入れて、唇に「血色」「輪郭」「立体感」を自然に与える医療的な施術です。
タトゥーとは異なり、色素を深く入れず、時間とともに徐々に薄れていく性質があります。
主な効果としては、
色ムラやくすみの補正
唇をふっくら立体的に見せる
毎日の口紅の塗り直しを減らす
といった点が挙げられます。
色持ちは一般的に 1〜3年程度(施設や肌質によって前後します)です。
本日は、
「歯科医院で受けるリップアートメイクの特性」
について詳しくご紹介します。
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歯科医院で受けるリップアートメイクのメリット
① 口腔麻酔・表面麻酔が使用できる
歯科医院では、口の内側からの浸潤麻酔と表面麻酔を併用できるため、施術中の痛みを最小限に抑えることが可能です。
痛みに不安がある方でも、リラックスしていただきながら安心して施術を受けていただけます。
② 医療機関ならではの衛生管理
歯科は医療機関であるため、器具の滅菌・感染対策・衛生環境の基準が厳密に定められています。
清潔な環境下で行う施術は、安全性の面でも大きなメリットです。
③ 口元全体のトータルデザインが可能
口元全体のバランスを考慮したデザイン提案ができるのも歯科ならではの強みです。
当院ではホワイトニングとリップアートメイクを組み合わせることで、口元のトータルビューティーを目指すことができます。
④アフターケアが安心。
アートメイク後には一時的に赤みや腫れが出ることがあります。
歯科医院であればお口の専門家である歯科医師、歯科衛生士による適切なアフターケアが受けられます。
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リップアートメイクの注意点・デメリット
リップアートメイクは魅力的な施術ですが、いくつかの注意点もあります。
事前にしっかり理解しておくことが大切です。
① 専門的な技術と知識が必要
歯科医師や歯科衛生士がアートメイクを行うには、皮膚構造や色素理論など、歯科診療とは異なる専門技術の習得が必要です。
そのため、十分な研修や実技経験を積んだ施術者が担当することが重要です。
② 痛み・腫れ・赤みが出やすい
唇は皮膚が薄く血流が豊富なため、腫れや赤みが出やすい部位です。
また、麻酔を使用しても、完全に無痛ではない場合があります。
③ 色素定着の個人差
肌質や代謝、紫外線、生活習慣によって色の定着度や持続性に個人差があります。
当院では、**最低2回の施術(初回+リタッチ)**を基本としています。
④ 口唇ヘルペスの再発リスク
もともと口唇ヘルペスの既往がある方は、施術の刺激によりウイルスが活性化して再発する場合があります。
既往のない方でも、刺激で発症することがあります。
毎回、事前の問診でお伺いし説明させていただいております。
⑤ ダウンタイム・皮むけ・かさぶた
施術後1週間ほどは、かさぶた・皮むけ・乾燥などが生じることがあります。
この期間は保湿を心がけ、摩擦や刺激を避けるよう注意が必要です。
⑥ 色やデザインの修正が難しい
初回から濃い色を入れすぎると修正が困難になります。
また、リップアートメイクは完全に消えるわけではないため、トレンドや好みの変化に合わせた調整には限界があります。
⑦ 費用が高くなりやすい
複数回の施術が必要となるため、トータルコストは高めになる傾向があります。
ただし、その分メイク時間の短縮や自然な仕上がりなど、長期的なメリットもあります。
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まとめ:歯科医院で受けるリップアートメイクの特性
①歯科医院でリップアートメイクを行うことには、
②痛みを抑えた麻酔管理
③徹底した衛生管理
④歯・唇・口元全体の美しさをトータルでデザインできる
⑤アフターケアが受けられて安心。
といった大きなメリットがあります。
一方で、技術の専門性や個人差、ダウンタイム、コストなどの注意点も理解しておくことが大切です。
当院では、ホワイトニングとリップアートメイクを通じて、
**「自然で清潔感のある美しい口元」**を目指した施術を行っています。
唇の色味・輪郭・血色感でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
コラム執筆者

パールホワイトニング
院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年からホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニングを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

