ホワイトニング後の飲食制限について

初めてホワイトニングを受ける方でも、ホワイトニングのご経験がある方でも、パールホワイトニングに初めて来院される際は、施術の前に必ず無料のカウンセリングを受けていただいております。そのカウンセリングでは施術の説明やメニューのご提案の他に、お客様からの質問やなにか不安な事はないかを必ずお聞きしております。
患者様から色々とご質問をいただく中でも多いのが、ホワイトニングの後は食事はどうしたらいいですか?というものです。一般的なホワイトニングでは、施術を終えてから24時間は色の濃いものを控えていただくのが通常です。
色の濃い飲食物の例としては、コーヒー、紅茶、ワイン、コーラ、カレー、トマトソース、ベリー系が一部としてあげられます。結構種類があって食事制限ってめんどくさいですよね。では、なぜホワイトニングをした後に飲食制限があるのでしょうか?
今回はホワイトニングと飲食制限の関係性について詳しく解説していきます。
コーヒーやが紅茶がお好きでホワイトニングを諦めていた方、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
ホワイトニング後に飲食制限がある理由
ホワイトニングにも何種類かあり、その中でも食事制限をよく言われるのはオフィスホワイトニングになります。
オフィスホワイトニングでは高濃度の過酸化水素を使用し、歯の表面構造を変化させて歯を白くします。歯の外側にはエナメル質という半透明の組織が覆っており、そのエナメル質の表面にミクロの凸凹を作ります。
それによって、半透明の組織がくもり硝子のような状態になると歯の奥の方にある黄色い組織が見えづらくなり、歯が白く見えるようになります。
この時にできる歯にできたミクロの凹凸ですが、しばらくは表面が荒いので、色の濃いものを食べたり飲んだりすると着色がつきやすい状態になっています。それによって施術後すぐの食事制限を儲ける必要があります。施術が終わってから時間が経つと唾液の成分が自然に歯の表面の荒さを修復してくれるので、それからは普段通りのお食事をしていただけます。
この自然な状態に戻るのに24〜48時間かかるので、ホワイトニング後は1〜2日飲食制限を設けているところが多いです。
パールホワイトニングのホワイトニングに飲食制限がない理由
当院では、オフィスホワイトニングの後も食事制限を設けておりません。一通り歯の表面の処理を終えて歯を白くした後に、すべての方に必ず歯の表面をコーティングする施術を行います。このコーティング材は当院で開発し、歯の表面をガードするのに特化したものになります。
このコーティングによってホワイトニングでできた歯の表面の荒さがガードされて滑らかになります。歯の表面が滑らかになることによって着色がつきにくくなるので施術後にすぐに普段通りのお食事をしていただくことが可能です。
このコーティング材は当院で歯磨き粉として販売しており、ホワイトニングをされる方に大変人気ですが、虫歯予防や知覚過敏の予防にも効果があるので、様々な用途でお使いいただけます。ぜひお試しください。

コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。