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虫歯の原因〜正しい知識で虫歯を予防しましょう

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12月も終盤となり、そろそろ今年の締めくくりを行う時期ですね。皆様は今年一年どのように過ごされましたか?
やりきった!と感じている方も、まだまだやりたいことがたくさんあるなぁという方も、心安らかに年末を迎え、またフレッシュな気持ちで新年がスタートできるよう願っております。

さて、冬の寒さにより、免疫はかなり下がってきます。体も年末の追い込みで疲労が溜まり、なかなか疲れを取ることができず、風邪をひいたり、インフルエンザに罹患してしまったり…。体調を崩す方が増加しますよね。
免疫が下がると体調を崩すように、歯にも負担がかかる場合もあります。

また、冬といえば忘年会シーズンですよね。夜遅くに帰宅して、疲れて歯磨きもせずそのまま寝てしまった…!という経験をされた方も多いと思います。
これらのことが重なってくると、虫歯や歯周病などを引き起こしてしまいます。

その中で今回は虫歯の成り立ちについてお伝えした上で、どうすれば虫歯になりにくいのか、予防法についてもお伝えしていきます。

虫歯になるメカニズム

虫歯になる原因は主に磨き残しにあります。食べ物の多くには糖分が含まれています。その糖分は、お口の中にある細菌が酸になるのを助ける、エネルギー源となります。そうして生成された酸が歯を溶かして虫歯になります。

虫歯の段階

虫歯の段階として、C0〜C4まであります。C0はいわゆる初期の虫歯です。C0の場合、治療をする必要がないことが多く、フッ素を塗布したりすることで虫歯の進行を防ぎ、経過観察になることも多いです。
しかし、虫歯がここから良くなることはなく、あくまで進行を遅らせる、または進行を止めるしか方法はないため油断は禁物です。
C0の場合、歯が部分的に濃く白色になったり、褐色のようになります。この症状を脱灰と呼びます。この脱灰がひどくなると、歯に穴が開いてしまいます。この穴が開く症状を実質欠損と呼びます。実質欠損ができてしまうと、歯を削り、治療をする必要が出てきます。この治療が必要になってくる段階は、だいたいC1〜C2程度です。

ここからさらに実質欠損(歯に穴の空いた部分)が大きく、また深くなってしまい、神経の通っている部屋まで達してしまうと、神経を抜く治療が必要になってきます。この段階は、C3と呼ばれる状態です。
神経は、歯に栄養を与えてくれる役割を持ちます。そのため、一度神経を抜いてしまうと、歯が折れやすくなるというリスクもあります。

歯が根っこから折れてしまうと、残念ながら、抜歯になってしまうケースも多いです。
さらに、治療をしないままC4という状態になってしまうと、歯の頭の部分がほとんど失われてしまい、歯の根っこ部分が剥き出しの状態になります。この場合は治療の施しようがなく、抜歯になる場合がほとんどです。稀に神経の治療をして治すこともありますが、予後はあまり良くないことも多いです。
歯が失われることによって、被せ物や入れ歯を作成する方法もありますが、健全な自分の歯に勝る丈夫さや快適さは得られにくいです。

虫歯治療の現状

さて、近年の歯科技術はかなり進歩しており、無痛治療、治療後の審美性、被せ物の快適さ、などあらゆる部分で発展しています。
特に歯医者に行くのが怖い!治療するのが怖い!という方にも安心して治療を受けて頂くことが可能です。

しかし、先ほどお伝えしたように、ご自身の健康な歯で過ごすことが一番快適に過ごせるでしょう。

それでも、被せ物や詰め物を入れたことによって何となく違和感が出てきてしまった…。治療後も痛みが完全に治らなかった…。などの悲しいお声を頂くことも、非常に残念ですが、ごく稀にあります。
また、治療後は快適に過ごしていても、虫歯などの病気が再発してしまい、最悪の場合抜歯になってしまった、などのケースもあります。
やはり、病気にならないに越したことはない。という一言に尽きるかと思います。

虫歯の予防法

さて、最後にどうしたら虫歯にならないのか、いくつか方法をお伝えしていきます。

①食べたら磨く
虫歯や歯周病になる原因で1番多いのが歯に溜まる汚れです。磨き残しができないために、食事後はしっかりと歯を磨きましょう。
だいたい5分程度の時間をかけてじっくりと磨きましょう。また歯と歯茎の境目部分は磨き残しが多いです。歯茎のキワから汚れをかき出すような動きで歯ブラシのブラシ部分を動かしましょう。

特に歯茎のキワを磨く際は優しい力加減で行ってください。あまり歯茎に圧を与えすぎると、歯茎が刺激を受けて、下がってきてしまいます。歯茎が下がると知覚過敏を引き起こしたり、歯周病にも繋がります。

また歯ブラシと併用して歯間ブラシやフロスをご使用ください。奥歯で食物を噛むことが多いため、奥歯の間には物がよく詰まります。そして、なかなか自然に取り除くことが難しいため、歯間ブラシやフロスを使用して綺麗にしましょう。

1日3回のブラッシングが望ましいですが、食べてすぐのブラッシングが難しくても、夜寝る前はしっかり磨く、などの習慣をつけましょう。

②食生活に気をつける
疲れてくると甘い物が無性に食べたくなりますよね。甘いものは細菌が歯を溶かす酸を作るのに必要なエネルギー源となってしまいます。

しかし、お菓子を食べるタイミングによって、虫歯の予防ができます。
朝食、昼食、夕食の間の時間にお菓子を食べることによって、歯の表面のエナメル質を強くする時間を確保することができるので、虫歯になりにくいです。

また、よく噛んで、唾液を多く出すことによって、自浄作用を高めることも重要です。
栄養のある物をしっかり摂ることも虫歯予防のひとつです。

③疲れをなるべく溜めない
日々の生活で疲れやストレスを溜めないことはなかなか難しいですよね。
ただ、免疫が下がるとお口の中の環境にも悪影響を与えてしまうことがあります。
お風呂でゆっくりとした時間を過ごしたり、美味しい食事を楽しんだり、好きな映画を見たり、たっぷりと睡眠をとることでなるべく疲れを軽減させましょう。

④歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける
しっかりとセルフケアを行なうと同時にプロフェッショナルによるクリーニングを受けることが重要です。
歯科医院では、ご自身では取りきれなかった汚れを様々な器具を使って落とすことができます。定期的に通うことで良好な口腔内を目指していくことができます。

今回は虫歯の予防方法についてお伝えしてきました。こちらのコラムを参考にして頂き、綺麗な口腔内で快適に過ごしてい頂ければ幸いです。

パールホワイトニング大阪肥後橋院・梅田院の2院は、スタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。受付〜カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
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コラム執筆者

パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓

済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。

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