セルフホワイトニングでは歯が白くならない理由
ホワイトニングが流行りになってきた昨今。歯磨き粉やホワイトニング製品が多数存在していますよね。
また店舗に通うタイプのホワイトニングも増えていて、よく分からずにセルフホワイトニングに通っていたという方は多くおられます。
しかし、このセルフホワイトニング、実際には歯を白くする効果はなく何度通っても歯の元々の黄ばみは取れません。初めてホワイトニングを受ける方にとっては安価で手軽な感じがして選びがちなセルフホワイトニング。ですが、やはり白くならなかったと感じ、無駄な時間や費用を費やしてしまう事になります。
そこで今回はセルフホワイトニングでは歯が白くならない理由について詳しく解説していきます。
この記事がどんなホワイトニング方法を選ばれるか悩まれている方の参考になりますと幸いです。
では見ていきましょう。
セルフホワイトニングって何?
セルフホワイトニングとは店舗に出向き、店舗スタッフの指示を受けながらご自身で歯にセルフホワイトニング用のジェルを塗布するホワイトニングの事です。
無資格者が他者の口腔内に触れることは法律上できないので、店舗スタッフの指示によりご自身での作業が必要になります。
セルフホワイトニングの料金体系
セルフホワイトニングの相場価格は1回が約3000〜5000円程度です。サブスクリプション形式を導入しているところも多く、この場合の価格帯としては1ヶ月に10,000円前後で提供されているところが多いです。
このサブスクリプション、一見お得なように感じますが、裏を返せば通う頻度が多くなければいけないという意味合いもあるのかもしれません。
また、エステティシャンが施術を行う、いわゆるエステティックサロンでは、期間が1か月を超え、 金額が5万円を超える契約の場合、特定商取引法の特定継続的役務として同法が適用され、契約書面を 受け取った日を含む8日間はクーリング・オフができます。
しかし、「セルフホワイトニング」は、自身で機器等を使用するため、一般に同法の対象外と解さ れており、クーリング・オフや契約書の交付義務、中途解約のルール等は適用されません。ですので、回数券や縛りのあるサブスクリプションの契約をする際には、事前 に契約内容や解約条件等について確認し、納得した上で契約するようにしましょう。
セルフホワイトニングでなぜ歯は白くならないのか?
セルフホワイトニングの液剤の主成分は酸化チタンやポリリン酸などです。これらの成分には歯の表層につく汚れを分解し、除去する作用はありますが、歯の黄ばみ自体を取り除く作用はありません。
歯の表層に付着した汚れが落ちることにより白く見える場合もありますが、歯の黄ばみ自体を落とすことはできません。
ですので、何度セルフホワイトニングに通っても黄ばみは改善せず、歯は黄色いままです。
結局遠回りになる
セルフホワイトニングで歯が白くならないのは前述した通りです。
「真っ白にならなくても良い」と思っている方でも黄ばみのとれたある程度の白さを目指すには過酸化水素を使用した医療ホワイトニングが必要になります。
そんなに白くならなくても良いからと思ってセルフホワイトニングを始めてみても中々悩みは改善せず、最終的には医療ホワイトニングに辿りつく方が多くおられます。
今回はセルフホワイトニングについて詳しく解説しました。これからホワイトニングを始めてみようと思われる方の参考になりますと幸いです。
また、以前にセルフホワイトニングで白くならなかったと諦めている方も医療ホワイトニングで理想の白さを目指して頂ける可能性があります。ご興味のある方はまずはカウンセリングをご活用くださいね。
パールホワイトニング大阪肥後橋院・梅田院の2院は、スタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、どんなものか分からなくて不安」という方や今のご自身の黄ばみの程度や似合う歯の白さを知りたい!と思われる方はぜひ、カウンセリングをご活用ください。当院ではカウンセリングも歯科医師が行いますので、安心してご来院くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。