50代のあなたが気になる歯の黄ばみの正体
年齢とともに気になってきた歯の黄ばみ。
ホワイトニング用歯磨き粉を使用したり、様々なことを試しても改善せず、ホワイトニングに興味を持つ50代の方は比較的多くおられます。
というのも、歯の黄ばみというのは加齢現象の1種なので、年齢の経過とともに気になるのは自然な流れです。しかし、ホワイトニングはまだまだ「若い人がするもの」と思われている方もおられ、なかなか一歩が踏み出せないという状況で悩まれている方も一定数おられます。
最近では、50代や60代の方でもホワイトニングをされる方が増えています。人生100年時代、やはり白い歯で過ごしたいと仰る方やコロナ禍が落ち着き、人に会う回数も増えてきたのでホワイトニングに興味を持ったと仰る方がおられます。
50代の方がホワイトニングを受ける際には注意して頂きたい事項がいくつかあります。
今回は50代の方々に向けて歯の黄ばみとホワイトニングに関する事を記事にまとめました。
ぜひ参考にして頂けると幸いです。
50代の歯の黄ばみの原因は?
50代の方の歯の黄ばみの原因は3つあります。ひとつずつ見ていきましょう。
①加齢
歯は年齢とともに黄ばみが強くなる傾向にあります。
歯は断面状で見ると3層の構造で構成されています。内側から、歯の神経・象牙質・エナメル質です。
歯が黄色く見える原因は象牙質にあります。黄色みを帯びた象牙質の色味が再表層のエナメル質から透けて見えることで歯は黄色く見えます。
この黄ばみの原因である象牙質は毎日毎日少しずつ増生されています。つまり黄色い部分の容積は年月とともに増えていきます。これが、加齢とともに歯の黄ばみが増す原因のひとつです。
②テトラサイクリン歯
テトラサイクリン歯とは大人の歯の形成気(0歳〜8歳頃までの間)にテトラサイクリン系の抗生剤を服用する事により起こる歯の変色のことです。茶色や灰色のような歯の状態をしている方はテトラサイクリン歯の可能性があります。
このテトラサイクリン歯は40代や50代の方に多い症状です。テトラサイクリン歯は10年程前くらいまではホワイトニングでは改善しない、と言われていましたが、最近ではテトラサイクリン歯の方も医療ホワイトニングで改善する場合もあります。
ホワイトニングは侵襲生も低いので、歯を削っての改善を選ばれるよりは先にホワイトニングを試してみられるのも良いかと思います。
③着色汚れ
普段からコーヒーや紅茶をよく飲まれる方は、着色汚れが歯面に付着している可能性も高いです。
また、年齢とともに唾液の分泌量が減少する傾向にあり、口腔内が乾燥しやすくなります。口腔乾燥も着色が付着しやすいひとつの要素となります。
また、着色除去のためには歯のクリーニングが効果的です。
50代の方へのおすすめのホワイトニング方法
50代の方にはどのようなホワイトニングが最適なのでしょうか?
50代の方に最適なホワイトニング方法は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したデュアルホワイトニングです。特に上記で述べたテトラサイクリン歯の方にもデュアルホワイトニングは効果的です。
この章では、デュアルホワイトニングの長所と短所について述べます。
【デュアルホワイトニングの長所】
デュアルホワイトニングの長所はなんと言ってもその効果の高さです。医療ホワイトニングの中でも最も効果的なホワイトニング方法のひとつです。
特に50代以降の加齢による黄ばみにはオフィスホワイトニングもしくはホームホワイトニングのどちらかだけでは黄ばみの除去に時間や費用が余分にかかってしまう可能性もあります。
【デュアルホワイトニングの短所】
デュアルホワイトニングの短所は短期間での効果を期待するため、短期間での費用はかかりやすい傾向にあるということです。
しかし、メンテナンスまで含めたトータルで考えるとデュアルホワイトニングのコスパは高いです。
短期間で白くし、色もちも良いため、メンテナンスにかかる費用が軽くなります。
ホワイトニングへの一歩がなかなか踏み出せない方は?
まずはカウンセリングのみを受けてみられる事がおすすめです。
大体のホワイトニング専門歯科医院ではカウンセリングのみは費用がかからない場合がほとんどです。
パールホワイトニング大阪肥後橋院・梅田院の2院は、スタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、どんなものか分からなくて不安」という方や今のご自身の黄ばみの程度や似合う歯の白さを知りたい!と思われる方はぜひ、カウンセリングをご活用ください。当院ではカウンセリングも歯科医師が行いますので、安心してご来院くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。