オフィスホワイトニングの特徴は?メリット・デメリットを解説
ホワイトニングでメジャーなのが、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・セルフホワイトニング、の3種類です。この3つは、ホワイトニングに興味のある方は、なんとなくでも耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?
この3種類の中でも今回はオフィスホワイトニングについてその特徴を詳しく解説していきます。オフィスホワイトニングに興味のある皆様はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
オフィスホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとは歯科医院で受けるホワイトニングを指します。歯科医院では過酸化水素という薬剤を用いてホワイトニングをすることができるため、セルフホワイトニングなどでは目指せない白さを得ることが可能です。
過酸化水素は歯科医師もしくは歯科医師の指示のもと歯科衛生士による使用が原則であるため、オフィスホワイトニングでを受けるためには歯科医院への来院が必要になります。
オフィスホワイトニングの種類は?
オフィスホワイトニングには機材や薬剤の種類により様々なものがあります。
薬剤としては大きく2種類あり、過酸化水素を使用するものとポリリン酸を使用するものがあります。
ホワイトニング効果としては、過酸化水素を使用する種類の方が効果が高いです。
以前にポリリン酸を使用するホワイトニングの経験があり、効果を感じにくかったという方も過酸化水素を使用したホワイトニングで効果を感じたという例は少なくありません。
また、機材(照射器)については複数種類がありますが、光の波長域によって歯に対する刺激の強さが変わります。光の強度が強いものは痛みが出やすい傾向にあります。
オフィスホワイトニングの価格相場は?
オフィスホワイトニングの価格は自由診療のため、クリニックによっても費用が変化します。大凡、15,000円〜50,000円程度で設定されているところが多いです。
また、極端に安い価格を定時されているクリニックも存在しますが、最低価格では効果を感じないということも実際にはあり得ます。その辺りも考慮すると、相場価格を目安にクリニック選びをされるのも良いかと思います。
オフィスホワイトニングのメリットは?
オフィスホワイトニングのメリットはなんと言っても即効性のあること。1度で劇的な変化というのは難しいですが、その他のホワイトニングに比較すると、最も即効性の出やすいホワイトニング方法であると言えます。
お急ぎの方やホームホワイトニングに抵抗感のある方におすすめのホワイトニング方法です。
オフィスホワイトニングのデメリットは?
オフィスホワイトニングのデメリットは色戻りの速さです。個人差がありますが、3〜6ヶ月程度で元に戻る場合がほとんどです。
オフィスホワイトニングのみで白さをキープするためには定期的なメンテナンスが必要になります。
セルフホワイトニングとの違いは?
セルフホワイトニングとは、酸化チタンを主成分とする製品を歯の表面にご自身で塗布するホワイトニング方法です。ホワイトニングというと一見歯は白くなりそうですが、セルフホワイトニングで歯は白くなりません。
酸化チタンには歯の表面の汚れや着色成分を浮かすという役割がありますが、歯を白くする効果はなく、何度通っても思う白さを得ることは難しいでしょう。その価格の安さから始めてみようと思われる方や、オフィスホワイトニング等との違いがわからずに選ばれる方もいますが、注意が必要です。
ホームホワイトニングとの違いは?
ホームホワイトニングとはご自身の歯型を取り、その歯型を元に作成したカスタムのマウスピースにホワイトニング用ジェルを入れて装着することで歯を白くするホワイトニング方法のことです。
オフィスホワイトニングに比べると効果の発現がゆっくりですが、ホワイトニング効果の持続力が長いのが特徴です。
オフィスホワイトニングの工程は?
パールホワイトニングでのオフィスホワイトニングの工程をご紹介します。
1 .カウンセリング
初来院の方には、問診票をもとに歯科医師がカウンセリングを行います。約30分程の時間を確保しており、ご不明な点やご不安な点をお伺いし、回答させて頂きます。
また、ホワイトニングのメカニズムやメンテナンス方法についてもこの時間でお伝えしています。
2.シェードチェック
シェードガイドという色見本を用い、現在の歯の黄ばみの程度を確認します。シェードガイドを基にお似合いの白さなどもお伝えさせて頂きます。
3.歯の表面のクリーニング
機械とペーストを使用し、歯の表面につく汚れを取り除きます。
4.ホワイトニング剤塗布
上の歯8本、下の歯8本計16本の歯の表面にホワイトニング専用の薬剤(過酸化水素を含むもの)を塗布します。
5.LEDライト照射
約8分間LEDライトを照射します。
その後薬剤を一度拭き取り、新しい薬剤を塗布して再び8分間照射します。
6.コーティング
薬剤を拭き取り、うがいをした後アパタイト入り薬剤でコーティングしていきます。このコーティングにより、施術後の飲食制限はありません。
7.施術後のシェード確認
再びシェードガイドを用いて、施術後のトーンアップを確認します。
オフィスホワイトニングはホワイトニングの中でも興味を持たれる方の多いホワイトニングです。今回のこの記事がオフィスホワイトニングについて知りたい方にとって、少しでもお役に立てますと幸いです。
パールホワイトニング大阪肥後橋院はスタッフ全員が女性歯科医師である全国でも非常に稀なホワイトニング専門歯科医院です。カウンセリング〜施術〜アフターフォローまでを一貫して歯科医師が担当し、患者様お一人お一人に合わせたご提案を自信を持ってさせて頂いています。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、どんなものか分からなくて不安」という方や今のご自身の黄ばみの程度や似合う歯の白さを知りたい!と思われる方はぜひ、カウンセリングをご活用ください。当院ではカウンセリングも歯科医師が行いますので、安心してご来院くださいね。
コラム執筆者
パールホワイトニング肥後橋デンタルクリニック院長 歯科医師 田中久弓
済生会中津病院口腔外科勤務後、一般歯科医院にて診察を行う。2017年から全国の歯科医院にホワイトニングの技術を教える講師が運営する、ホワイトニングサロンBeauteでホワイトニング専門歯科医師として勤務。2019年にパールホワイトニング肥後橋デンタルクリニックを開院し、「ホワイトニングが当たり前の世の中にする」ために活動しています。